もうひとつの「あれから40年」

今日、チリ中のメディアが40年前に起こった9.11について報道しています。実は、自分の人生に強い影響を与えたもう一つの「あれから40年」のイベントがあります。そしてそれは、教育開発に貢献できる要素を持っていると信じています。

そうです。ヒップホップです。YO。

どこで、いつどのようにヒップホップが始まったかという点に関してはいくつかのセオリーがありますが、最も有力な説は、DJク-ルハ-クが、1973年8月11日(40年と1ヶ月前)に「学校の始業式前パーティ」を南ブロンクス地区(ニューヨークの黒人のゲットー地区)で行ったことがきっかけとされています。
このパーティでは、彼は2つのターンテーブルを駆使し、曲の間奏(breakbeats)を何度も繰り返し、そのタイミングでダンサー達が自分の技を披露したそうです。彼はダンサー達を「B-boy」「Break Boys」と名付け、それらのダンスは、「ブレイクダンス」と呼ばれました。
(昔は、「B-boy」のことを「Bad-Boy」とばかり思っていました。。)

このパーティがきっかけで、4つのヒップホップ文化が開花しました:
-DJ
-ラップ
-グラフィティ
-ブレイクダンス

個人的には、ヒップホップはこれからの教育に必要な良い要素を備えていると信じています。その理由としては、単に教育的要素を含んでいるだけでなく、クリエイティブ・安いコスト・勤勉性・チャレンジ・インクルーシブという素晴らしい側面があります。

まず始めに、以前にも書きましたが、ヒップホップは教育的要素を含んでいます。
1. DJ (音楽)
2. ラップ (言葉遊びと歌)
3. グラフィティ (絵画)
4. Break dance (音楽・ダンス・体育)

次に、ヒップホップは若者たちの価値やニーズが反映されないという事実の反動で始まった文化でもあり、主な目的は、自分自身の声を届けるというところにあります。特に貧困地域では、今も昔も、自己表現ができない若者はギャングや犯罪グループに参加しがちな傾向があります。

また、ヒップホップは基本的にコストが安く、勤勉性を養うというプラスの面があります。技術を上達させるためには、ひたすら練習する必要がありますが、特に大金をはたく必要はなく、誰にでもアクセス可能です。 (最近では、特にDJ面で大金をはたく人が増えていますが)
加えて、ヒップホップが有名になったのは、チャレンジ精神をあおぎ、奥が深いという点も絡んでいます。いくつかの大まかなルール(例:リズムを守る、相手を尊敬する等)を除けば、基本的には何でもありです。宇宙飛行士についてラップすることもあれば、忍者の動きでダンスすることもあり、R&Bの曲の間にアニメソングを繋げるといったことも許されます。大事なのは、他の人に「斬新」「かっこいい」と言われることです。

最後に、ヒップホップはインクルーシブな面を持っており、それぞれの背景や人間性を反映させることが美学であり、出身や人種、性別などは一切関係ありません。
ヒップホップが教育に導入されるために必要なステップとしては、まずヒップホップに対する偏見やスティグマを払拭させることだと思います。自分自身も、ヒップホップの美学を知るまでは、どこか受け付け難い、悪いイメージがありました。自分の目標を達成させるためにも、まずはこの文化の良さをいろんな人に伝えていくことだと思ったいます。


ヒップホップで広がる世界(メキシコにて)

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もうひとつの「あれから40年」」への2件のフィードバック

  1. MD

    通りすがりさん、
    コメントありがとうございます。このグループ、日本でも有名な人たちの集まりなので、流石といったところですが、まさかここまでダンスシーンが認められるとは思ってませんでした。

    返信

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