敵に背中を見せるな-ベネズエラの先住民

どうして会話中に背中を見せるんですか?

ベネズエラ「エンジェルの滝」を見にカナイマ村にいったとき、現地の先住民「ペモン」の方たちと知り合いになりました。彼らと会話していると、最初は恥ずかしそうにしているけれど、少しずつ慣れて打ち解けるところ様子があり、日本人と少し似ているなと思っていました。実際、彼らの先祖はアジアからやってきたそうです。

しかし、話を続けるうちに、彼らは恥ずかしがっていたわけではなく、そこには興味深い文化的背景があったことを知りました。
ぺモンにはいろいろな神話や伝統があるみたいです。例えば、男友達が話をするときは、一人が背中を向けて話しをする習慣があるみたいです。何故なら、男性二人が向き合っているときは、敵対関係を意味するという背景があるからです。

また、見慣れない客が家に入ってきたときは、子どもや老人達を隠す傾向があるようです。その理由としては、知らない人はとても熱い魂を持っており、身内のそれとはうまく波長が合わないので、魂が冷めて波長が合うようになるまで家族に近づかせないという背景があるらしいです。

(家族揃って川で洗濯する様子)

(ぺモンの子ども、確かにアジア系が混じっているようにも見えます)

教育に関しては、ベネズエラの義務教育の指導要領が存在するにも関わらず、ぺモン語を使ってスペイン語を教える教育制度が成り立っているようです。バイリンガル教育の成功の鍵は、母語で教える教育だという説が有力です(スペイン語で先住民に教える教育は、文化的背景に即していないため、成功しないことが多いと言われています。)

また、カナイマ村の90%の仕事は観光業と言われており、英語の習得は非常に重要視されており、学校教育でスペイン語の次に教えられる言語です。つまり、カナイマ村ではトライリンガル(3カ国語)教育の体制ができあがっています。もちろん家事手伝いなどで教育を受けれない子どもも多いので、そう簡単にはいかないようですが。

先住民の文化や歴史はあまり公に出ることはありませんが、興味深い要素がいっぱいあるのではと思っています。異文化理解とは、まずは違いを知り、認めることかなと思います。
次のトピックは、チリの小さな島-チロエ島の神話について述べたいと思います。

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