インタビューを通して自分を見つける

2016_07_31 Interview image6月、モンゴル唯一の日系新聞者から特集用インタビューを受けました。主な焦点は、モンゴルで私が実施していることと、モンゴルに来るまでのこれまでの経緯です。

同新聞のバックナンバーの特集インタビュー記事(ノーベル賞受賞者やモンゴル最大の銀行CEOなど)を読んでいると、本当に自分なんかでいいのかなと思っていましたが、編集長曰く「誰かに共有する価値のあるものを伝えることができればそれでよい。」とのことでした。記事が出版された後、知り合いもしくは知らない人から、記事に関する肯定的なフィードバックを頂いたので、そこまで悪くはなかったのではと思っています。

インタビューは3時間以上に亘りましたが、真剣な質疑応答というよりは、有意義な会話といったもので、自分自信楽しむことができました。

今回の学び:
インタビューを通して過去と現在を振り返ることができ、今現在は思っていたほどそこまでチャレンジしていない自分に気づきました。そういった意味でも、今回のインタビューは将来に向けて走り出すためにもとても有意義なものでした。

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以下がインタビュー記事の内容です (拡大してご覧になってください)。

2016_07_31 Interview

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岡本 啓史さん(Save the Children Japan プログラム・マネージャー):
        学びたい、教えたい、子どもが大好き!
 

ひとことで言えば、インターナショナルな“熱血漢”、只今、モンゴルをひた走る。そんな感じかな。いや、もっと真摯でひたむき。それでいてどっこい余裕がある。

岡本啓史さん(32)は、昨年5月、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのモンゴル事務所に派遣されてきた。この組織は世界120ヶ国、5500万人の子どもを支援している子ども支援専門の国際組織で、子どもの権利と自立を基本スタンスとして活動している。そんな、ある日、ゾド(寒雪害)地域の子どもを励まし、緊急支援物資や心理ケア、教育支援などの活動直後の聞き取り調査をしてきたばかりという岡本さんにインタビューした。

――モンゴルのどこで、どんな活動されているのですか?
1月から3月までゾドの甚大な被害を受けた県へ調査に赴き、4月から3ヶ月間、暖房用燃料を支給し、心理社会ケアや教育支援を行っています。今回(5月末)はアルハンガイ県へ出張し、遊牧民の子どもらにブーツと帽子、それに日用品を届け、心理的や教育的なケアを行った後の聞き取り調査に行ってきました。私たちの主な仕事は、県レベルで学校や寮の先生を指導し、それぞれのケースの子どもたちにどう接するか、そのアプローチの仕方を教えているのです。子どもたちに笑顔が戻ると本当にうれしくて、達成感を覚えますね。

――被害の程度はどのくらいだったのでしょうか?
347郡の60%がゾドまたはゾドに近い状態に遭い、全人口の10%に当たる22万5000人が影響下にいます。6万2719世帯、そのうち子どもは2万8000人が対象となりました(3月時点)。同事業の資金額は約3000万円ほどです。

――今回は緊急と言う事ですが、普段の活動は?
ウランバートルのゲル地区の子どもたちの教育支援に当たっています。学校とホロー(地区)との連携、学校、教師、保護者との3者連携およびサポートなどですね。

――ところで、ここに来られるまでの経緯をお話しください。
私は大阪出身。高校から子どもボランティアを始め、神戸大学では教育学を専攻、教師や司書など5つの教員免許を取っています。なにしろ、私は学ぶのが大好き人間。大学時代は同時期に8つのアルバイトをしながら、それでも授業には出て、卒業までに必要な120単位を上回る210単位を取得、アルバイトで貯めたお金でアジア一人旅もし、ダンスにもとことん熱中し、好奇心のおもむくままに目いっぱい時間をつかっていました(笑)。子どもが好きだし、教えるのも好きなので教師になろうと思っていました。

――ところが、教師にならなかった?
いい教師になるため、そして自分の質を高めるために大学卒業後、ニューヨークへ渡り、短大で演劇を学びました。「いい教師は、いい役者」、「舞台は教壇」という風に見立て、教師を目指したのですが...。ニューヨークの魅力にとりつかれ、1年の予定が5年半も暮らしてしまった。おかげで芝居と英語、スペイン語は上達したのですが、突然、転機が訪れたのです。

――突然の転機とは?
あるメキシコ人との出会いです。故郷に妻子を残し、10年以上もニューヨークで不法移民として働いている、とても“人間力”のある人でした。いつも笑顔を絶やさず、嫌な事ひとつ言わず、静かに新聞を読んでいた。「もし、願いが叶うなら小学校に戻りたい。小学校3年で中退し、働かされていたから。娘を通し、教育の大切さが分かってきた」とつぶやく彼。「ズドーン」と稲妻が走るような衝撃を受けた。スペイン語で受けたインスピレーションだ。稲妻の余韻が残るその日のうちに、彼のような人のために何か大きなことがしたいと調べていると、行き着いた先。そうだ国連に入ろう!教育開発が学べる大学院を探し、猛烈に勉強し始めた。同時に日本人学校に就職し、3年間教えながらニューヨーク大学・大学院で国際教育学を学んだ。死に物狂いで学び、働いた。こんな時代に私を支えてくれたのが、子どもたちでした。

――日本人学校で子どもたちとの出会いが生まれたのですね。
国語、算数、生活科といった教科に加えて、体操クラブ、水泳やダンス、サッカー、スキーなど日替わりで教えた。授業では役者の経験も活かして演劇と国語を混ぜていました。「スーホの白い馬」(モンゴル民話)を教え、段落を分けて動きを作った。その瞬間、子どもが先生を超えた。国語が出来ない子も、物語を表現できた。素晴らしい感動を生徒から学びましたね。それからは、教えることは大好きでしたが、途上国の教育に貢献しようと、自分がやりたいことより、やらねばならないことをやろうと思ったのです。

――次は、どんなことに挑戦したのですか?
大学院の途中でチリのユネスコで教育インターンを受け、これまで以上にスペイン語が上達しました。現地で教育コンサルタントとしてお呼びがかかり、半年間働き、その後、在チリ日本大使館に採用され、草の根を2年間ほど担当しました。

――モンゴルへ来たきっかけは?
地球の裏側、チリから、セーブ・ザ・チルドレンが募集している「ウランバートルのゲル地区の小学1年生をサポートする」プロジェクトが目に留まり、即、応募し、私が選ばれました。そして、去年の5月、3年間の現地採用予定で赴任して来たのです。

――モンゴルの暮らしはどうですか。
到着した次の日、午後10時過ぎにまだ太陽があり、驚きと感動でした。モンゴル語はまだ買い物程度しか出来ないのがもどかしい。フランス語は、いつか発展途上国のフランス語圏に行きたいと思って独学でやっていますが、モンゴル語の方が難しい。

――もう、モンゴルの次を視野に入れているのですか。
人生は短いから、やりたいことは全部やってみたい。心身ともに健やかな90歳までの計画を立てているのですよ(笑)。学びにつながることは何でもやりたい。

――語学は数ヶ国語をマスターし、ほかにどんなことをやりたいのですか。
料理、絵本制作、音楽、ダンス、有機農業でレストラン、ホーミーもやりたい。とにかく、好きなものをやっちゃいたいのです(笑)。

――いま、一番凝っている趣味はなんですか?
ブログです。テーマは「学び」で、映画や料理、音楽、教育やヒップホップなどカテゴリーは30くらい作っています。仕事が終わって帰宅してから、語学を勉強し、それから集中的にブログをやる。mdhiro.comこれ、私のアドレス。よかったら入ってみてください。まだまだ発展途上ですが、英語、スペイン語、日本語の3カ国語で書いており、一つの項目に2000人くらいが見てくれています。どこで何をしてても、子どもを相手にする仕事は、ずっと続けると思います。なぜなら、彼らから多くを学べるから、そして純粋に子どもが好きだからです。

※これほど積極的な行動派も珍しい。いつ会っても躍動感にみちあふれている。インタビューの間もよどみがない。職場での岡本さんって、どんな人だろうか。豊田所長に聞いてみた。「何にでもチャレンジする好奇心旺盛な人。責任感が強く、期待されている以上の仕事をやろうとする姿勢があらわれている。スペイン語や英語はペラペラ。モンゴル語も毎朝20分はやっているようで、外部のモンゴル人とは話している。ディスコダンスも上手で、どこへ行っても引っ張りだこ。食事や健康にも気を配り、毎日、自分で作ったお弁当を持参しています。もちろん、子どもたちには優しく、おもいやりがあり、いつも心の状態までも気遣っていますね」と絶賛。いつか、モンゴルから世界へと飛躍する、それだけの器が岡本さんには、あるようだ。

(それを目指して頑張らなけらば!)

インタビューを通して自分を見つける」への2件のフィードバック

  1. Beatriz

    Hiro! que lindo su Blog, y que lindo ver su historia desde la primera persona.
    Le seguiré leyendo. Abrazos!

    返信
    1. MD 投稿作成者

      Gracias Beatriz! Entonces seguiré escribiendo. Qué parte le gustó más?
      Un abrazo grande,

      返信

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