ヒップホップ教育

「ヒップホップ」という言葉をパッと聞いて、どう思いますか。

最近自己紹介をする時に、ちょっとした実験をして遊ぶことがあります。
自分:「学校でダンスを教えています。」
相手:「へー、どんなダンス?」

回答1:バレー(嘘)
回答2:ヒップホップ

面白いのは、「バレー」といった時は、礼儀正しく繊細な人のような扱いを受けるのに対し、「ヒップホップ」といった時は、若くてお調子モノ、時にはいい加減な人のように思われるのがなんとなく伝わります。

ちょうど10年前にブレイクダンスを始めるまで、ヒップホップのイメージは、ダボダボの服を着た人たちが道中でたむろしているイメージでした。
そのようなイメージとは裏腹に、ヒップホップは今教育の現場で 活用されており、学習の促進になるという科学的データも出ています。

ヒップホップには、以下の4つの要素があるといわれています:
1. DJ
2. ラップ
3. グラフィティー
4. ブレイクダンス

これら4つの要素、少し見方を変えてみると、学校教育の科目によく似ているように思え、学習促進になるのも納得できそうです。
1.音楽
2.言葉(韻)遊びと歌
3.美術
4.ダンスと体力づくり

2011年の夏、グアテマラの小学校教員80人を対象に、いくつかのワークショップを行いました。その中の一つがヒップホップで、気に入ってもらえるか分からなかったけど、先生方から、「とても面白かったので授業でも活用したい」言ってもらえたのが嬉しかった。

[当時のワークショップの写真(ブレイクダンス)]

ヒップホップは自己表現の一種で、教室、特に多くの問題を抱えている環境で活用されそうです。自分の言いたいことを伝える良い機会なので。

実話に基づいた映画『フリーダム ライター』は、アメリカの人種と教育に関するもので、ヒップホップの要素も紹介されています。
一人の白人女性教員が、高校生の英語のクラスを担当するが、多様な人種からなる生徒たちは、暴力に苦しみ、異なる人種同士で嫌いあっている。そんな中、彼女が用いたアプローチは、書くことによって自己表現をさせること。自分さえ望めば変化があるということに気付いた生徒達は、本を読み、書くことに必死になる。アンネフランクの本を読み終わった生徒達は、アンネフランクを隠して守り続けたキーパーソンを学校に呼ぶための募金活動を始める。
個人的には、募金活動のメインイベントがヒップホップダンスコンテストなのが気に入ってます。彼らの怒りやストレスを、ヒップホップで表現しています。

予告『フリーダムライター』(日本語字幕)

教育は、大きな変化をもたらすと信じています。
自分なりのやり方で、正しいと思うことをやろうと思います。それが自分のヒップホップです。

ヒップホップ教育」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Rap in the classroom | MD NO SUSUME

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください