仕事から休憩することの大切さと心身ともに充電する方法

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労働

理由は違えど人類の歴史上、常に存在してきたものです:神に罰せられたアダムの償いによる労働の苦労、捕食者から生き延びるための労働、家族を養うための仕事、お金を稼ぐ、自分のパッションを見つける、他人や世界のために奉仕する、等。また、労働の種類も、狩り、農業、宗教活動、芸術品作成、物資大量生産・サービス業、デジタル業、等と変化を遂げてきました。

現代人は、無意識でいる睡眠時間の7−8時間を除けば(もちろんそれだけ時間をとれる・とろうとする人は恵まれていますが)、大半の時間を労働に捧げていることになります(家庭や会社など場所は様々)。基本的には、生きるため、何かを成し遂げるため、また一部には幸せになるためには何らかの労働が必要になってきます。それは人類の原理ともいえるものであり、常にそうだったように思えます。

ただ、我々のエネルギーには制限があり、常に使い続けることはできません。今回は仕事ーエネルギーの構造や、燃え尽きる(burnout)せずに幸せに生きる方法について少しながら分析したいと思います。

2種類のエネルギー:心と体

我々には2種類の電池のようなものーMエネルギー (Mental 心) と Pエネルギー (Physical 体)ーがあり、両者は繋がり合いながらもそれぞれ独立している存在だと思っています。例えば、疲労を感じるとき、原因はM、もしくはPのどちらかである場合もあれば、両方が原因のときもあります。

心身の調子がいいときは、以下のイメージのように、M・Pともに充電状態にあります。

おーいえーい!

ただ、もちろん働けば働くほど、MもPも消費されていきます。うーむ。

時には、疲労困憊(燃料が尽き気味)でありながらも気づかないという危険な状態に陥ることもあります。

それが過労死となり、取り返しのつかないケースになることも少なくありません(残念なことに、外国でもKaroshiという日本語発祥の単語で流通しており、日本が深刻な問題を抱えていることが示唆されます(詳細はこちら)。

我々が働くのは生きるためであり、死ぬためではありません。疲労困憊のリスク極力回避する必要があります。

ということで、取り返しのつかない状態になる前に、自分の心身のコンディションについて把握し、創造力を生かしてその状況に応じて自分に合う予防法を実践する必要があります(考え方によってはワクワクするプロセスだと思いませんか)。

パッと思いつく、自分ならではのM・Pエネルギーの充電方法を持っていますか?実践していますか?

解決法:仕事を中断して休みを取る(労働者の権利)

マルチタスクが実際は存在しない(科学的にも実証済み)のと同様に、仕事をしながら同時にエネルギーの充電をするのは困難です。言い直せば、M・Pエネルギーの充電をするためには仕事を中断して、休みを取る必要があります。それはいかにもシンプルな解決法のように聞こえますが、(筆者も含めて)多くの人が実践していないのが現実ではないでしょうか。なぜそうなるんでしょう。

この問題の根底の一部には、「有休」に関する考え方の違いがあると思います。例えば、アジア系(特に日本人)は同僚のことを考えすぎて、あまり長期休暇をとらず、中には有休を使い切らずに失効してしまうというケースも多いようです。一方、ヨーロッパ系(フランス・イタリア・スペイン)は、がっつり休みをとって充電しては仕事に取り組み、有休を消化しないというケースをほとんど聞いたことがありません。この背景には、ヨーロッパ人には、歴史的にも有休を含めた「労働者の権利」を勝ち取るための努力を惜しまなかったために、権利を大切に執行するという考え方の違いがあります。

事情はそれぞれにありますが、有休は労働者の権利であり、それを放棄するのはもってのほかです(自身にも言い聞かせています)。取り替えのきく仕事と違って、心身の健康は取り替えることができないということを常に脳裏に置いておかないと、泥沼にはまってしまうリスクが高くなってしまいます。

充電のための具体的な活動

思い切って有休届けを上司に出した後は、M・Pエネルギーを充電するためにはどうすればよいのか。

以下は、筆者の例の一部です(万人に適応する方法はありませんのであしからず)

運動 : Mエネルギー充電に最適。ただ、やりすぎるとPエネルギーが消費される(運動によるPエネルギー消費は、睡眠によって回復可能)。先日読んだ本「Spark: The Revolutionary New Science of Exercise and the Brain 」によると、朝の運動は脳を刺激し、学びにもつながるという結果が出ています。

●旅 : 新しい文化を学んだり食事や景色を楽しむことで、Mエネルギーが充電されます。ただ、バックパッカーなみに動きすぎると、Pエネルギーが消費されることもあります(以下に詳細を述べますが、旅のスタイルによっても違ってきます)。

●休憩 : 計画をたてたり動くのはしんどいという場合は、とにかく何もせずにリラックスするというのも有効手段です(外でお酒を飲むというのも開放的です。もちろんお酒が好きな方で、法的に問題がない場合)これはPエネルギーの充電に最適ですが、活動的な人にとっては、Mエネルギーは満たされないかもしれません。

●瞑想 : これはMエネルギーを充電するのに科学的にも実証された活動です(もちろんやりすぎると、Pエネルギーが消費されるかもしれませんが)。瞑想の素晴らしいところは、実はどこでも短時間でもできるので、特に有休をとらなくても実践可能です(もちろん、数日・週間のメディテーションセッションに参加するというような場合は話が別ですが)。

とにかく大事なのは、自分にとって、それぞれのケースにとってどの手段が役立つかを試行錯誤していくことだと思います。大事なのは、これらはサイクルとしてぐるぐる回っていくものなので、以下の緑と黄色の部分(フル充電とクレイティビティ)を常に意識しながら、長期的なビジョンを持ちながら対応していくことが大切になってきます。

旅スタイル : 3つの旅行より

エネルギー充電には旅行も有効であることを上述しましたが、旅のスタイルによって、結果も変わってきます。例えば、筆者の直近の3つの旅を例に挙げてみます:1. カナリア諸島, 2. モロッコ y 3 セネガル.

カナリア諸島 モロッコ セネガル.
スタイル・内容 リラックス旅 弾丸旅行 出張 + プチ弾丸観光
心・メンタル (学び) X XXX XX
肉体 (休み) XXX X  X

例えば、肉体的には大変でしたが、モロッコとセネガルの観光は、新しいことを学ぶことができたのでMエネルギー充電につながりました。一方、カナリア諸島に関しては、のんびりする時間が作れたので、Pエネルギーが充電できたと同時に、時には何もしないことの大切さを実感しました。

重複します:我々は生きるために働くのであって、その逆ではありません(残念ながら多くの人がその逆のケースにはまってしまうことがありますが)

今回の学び 

今回学んだのは、人類は常に働き続けており、心・身エネルギーを消費しがちであるため、常に自分の状態を意識しながら、必要に応じて独自の方法でエネルギーを充電する必要があるということ。

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