モンゴル 3ーマネージメントに必要な10の心得

さて、夜の10時半でもまだ太陽が残っている、そんな感動に浸っている間に早く寝ないといけない時間になってしまった。さっそくモンゴルに飲まれてしまいそうだ。

飲まれてしまうといえば、モンゴルの1日目に口にしたビール、かなりうまい。興味本位で2本違うの買ったけど、どちらもうまい。あまりにもうますぎて、その後10本くらい飲み比べをすることになった(そのうち1つ以外はどれもうまいという、打率9割というモンゴルビールの素晴らしさ!)その中でもお気に入りはなんといってもGEMという濃いめのビール。

そんなこんなで、うとうとと夢の世界へ。外はまだ太陽が少し残っている。ビールも少し残っている。

うとうと。

初出勤日

気さくなイメージのNGOとはいえ、さすがに初日くらいはスーツでいかないと。ということで、スーツケース一つとバックパック一つでモンゴルに乗り込んだ身軽さの中にも、スーツ1着あり。

その後、約3年勤務して、スーツを着たのはおそらく10回くらいだったと思う。おそらく日本の企業とかだったら、ネクタイしないとダメな雰囲気になっていたのだろうと思う。とにかくネクタイは受け付けない。そもそも服はゆるめが好きなので、「タイ」という締め付けるという言葉を想像するだけでも窮屈な気持ちになる。というか首がいたい。タイという国は大好きで、モンゴル滞在中3回もいくことになったけれども。

さて、前置きはこのくらいにしておいて、

事務所長との初ミーティング。この国際NGOのモンゴル事務所は日本の管轄にあるが、日本人は所長と筆者の二人のみ。少しは日本人らしさを見せないとと思ってつけ心地の悪いネクタイを締め直して所長の部屋をノックして入る。

「スーツじゃなくていいのに」と早速言われたことへの安堵感。

こういうことを言ってくれる事務所長なら、落ち着いた気楽な空間で仕事できるんじゃないだろうか、と早速ガードが下がる。かなり詳細な情報を話してくれる感じの人で、この所長にはその後随分お世話になることになる。

2時間近くに及んだブリーフィング。いつどの新しい職場に入ろうが、結局最初は緊張していて、オリエンの話もまともに頭に入ってこない。そんなことでいいのか。

実は、今回担当する仕事のタイトルは、プログラム・マネージャー。今まで人の上に立つというポジションはなかったので、ワクワクしてきた。

ただ、話をモンゴル初日に空港まで迎えにきてくれた人事の人は言う。

「とにかく厳しくしないとダメですよ。マネージャーなんだから。」と助言をくれる。それが今後の見えないプレッシャーになることも露知らず。

マネージャー初の仕事

そんな中、マネージャーとしての最初の仕事は、そう

おみやげを配ること

なめられてはいけない。とにかく厳しくしないといけない。ただ、何かお土産の一つくらいは渡さないとと思って、日本で買って来たのが、5種類くらいのおかきセット。

少しでもおもてなしをと思い、5種類の味の違いをモンゴルで1枚目のポストイットに説明書きを英語でしていく。「のり味」「しお味」「まめ付き」などなど

厳しくということで、「みなさん、ちょっとこっちに来てください。」というべきだったところを、「へい、みんな ちょっとこっちきてくれ。」という感じのニュアンスで呼ぶ。が、自分に向いていないこのスタンス、早速失敗したと実感。これも学び。

それから3年間、プロジェクトの数が増えるにつれて部下の数も増え、結局約15人の上司となった。終わってみると、学んだことは多くあるが、大きな一つとしては、マネージメント。最初はマイクロマネジメント気味だったが、色んなプロジェクトを複数抱えて、一番自然体な形に戻れたと思う。正直、うまくいかないことの方が多く、その都度頭を抱えては解決策にに勤めてきた。

3年間マネージャーとしてやってきたが自分が思うに、大事だと思った10の点をまとめておく。

マネージャーに必要な10の心得

  1. 人一倍努力しろ。
  2. マネージャーだからといって無理やり自分を作り出す必要はない。
  3. 部下がいないと仕事はなりたたない(特に自分のような外国人には現地職員は不可欠)ので、とにかく人を大事に、かつ友達というよりはプロフェッショナルに、バランスを保つ。
  4. 人は変えられないけれど、自分の行動で影響を与えることはできる。
  5. 計画性が大事だが、軌道修正も必要。
  6. 説明やプレゼンはわかりやすくシンプル。
  7. ガイドした後、自分がやりたい気持ちを抑えて部下に任せる。信頼は後からついてくる。
  8. マネージャー=決断者。良い決断をするには、情報/データが必要であり、どんな情報/データが必要かどうかを時間内に見極める必要がある。
  9. たとえ部下がどんなにイライラしていても、自分は冷静にいる。時には謝ることや、距離をおいてほとぼりを冷ますことも大事。
  10. 感謝の気持ちをたまには言動で伝える

今回の学び

マネージャーはプロジェクト・プログラムという船の船長であり、船員の仕事をしてばかりでは船は動かない。大事なのは、船・環境・船員のコンディションの見極めと決断。モンゴルに海はないけれど、船長の仕事を学ぶことができた。

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