モンゴル 4ーエンターテイメント

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追加:この記事はモンゴルシリーズの一部(part 1, part 2、 part 3.を参照)。

前回はマネージャー論などを少し述べてみたが、仕事だけではその国の一部しか見ていない。人生を一つのコインに例えるとすれば、生活の大半を占める仕事はコインの1面とも言える。ただ、人生を有意義にさせるコインの裏側はエンターテイメントと私生活だと思う。

(そういえば、モンゴルはコインがないので、かなり財布の硬貨入れに優しい存在だった)。

エンターテイメントにおいてモンゴルのお気に入りのベスト5はと聞かれれば、すぐ思いつくのがこれ。

ビール(*アル中ではありません)

ということでまずは飲み物から。

モンゴルの飲み物(公とプライベート)

ウォッカ

モンゴルで定番なのは、安くておいしいが、アルコール度数の高いという危険な存在であるウォッカ。プライベートでは飲むことはなかったけど、公の場ではかならずウォッカのショット回しが開かれる(職場の出張中で、途中の休憩時にも出てくることが多かった)。モンゴルの人はお酒に強いので、同じペースで飲むとやられる。そのため、飲めないフリをするのが一番ということに気づく(過去に役者の経験があってよかったと心底思った)。

馬乳酒

また、遊牧民の家庭にお邪魔すると、時々振舞われるのが馬乳酒(モンゴル語でアイラグ)。アルコール度数も低く、子どもも平気で飲んでいるが、いかにも発酵してあるという味がするので、がぶ飲みすることはなかった。実は日本のカルピスはこれが見本となっているらしい。

ミルクティー

地方の食堂や学校にいけばかならず出てくるのがミルクティー(スーテーツァエ)。塩が結構強めに入っており(東の地域では塩が入っていなかった)、日本人にするとお茶というよりもスープに近く、特に寒い冬はありがたい。受け付けない外国人もいるが、これが飲めないとおそらくコミュニティに馴染めないのではと思われるほど、モンゴルの地方に馴染みのあるもの。

ビール

一方、筆者が恩恵を受けたプライベートの飲み物というと、ビール。前回のブログ記事では、モンゴル初日に飲んだビールのおいしさに感動して、人生初の10本のビール飲み比べに挑戦したことや一番のお気に入りはGEMということも触れた。

が、実はこの飲み比べではGEMは入っていなかった。というのもGEMはなかなかスーパーで売っておらず、限られた数のBARにしか置いていないという貴重な存在。

いろんな人との食事を重ねて、モンゴルで半年ほど暮らした後にGEMに出会う。ただでさえうまいビールのその上をいくビールとの出会い。その時の感動と言えば・・・是非モンゴルに訪れて体験してほしい(*個人差あり)。

食事

ビールの仲間である食事。

首都ウランバートル(以下UB)のレストランの充実ぶりには驚くばかり。パッと思いつくだけでも、和食、中国、韓国(北朝鮮料理も!)、インド、イタリア、フランス、ロシア、メキシコ、ペルー、などなど。

ただ、役3年住んだものの、最後まで返答に詰まったこの質問:

「モンゴル料理ってなに?」

いくつかモンゴル料理と思われるものを挙げて見る(中国由来のものが多い):

  • 餃子1「ホーショール」:巨大揚げ餃子で、7月のお祭りナーダムの主役
  • 餃子2「ボーズ」:蒸し餃子で、2・3月の旧正月の主役
  • 餃子3「バンシ」:スープの中に入れる煮込み餃子
  • ツイバン(塩と羊肉、野菜のみのシンプルなやきそば)
  • スープ(シュル):羊肉やダンプリングがメイン。野菜スープもあるが、「野菜はどこ?」という肉メイン。
  • 乳製品:モンゴル人ですら何種類あるか知らないほどかなり多くの種類あり。

食事に関しては、UBは少し高めだが野菜や果物もありバラエティーに富み、田舎では肉が多い。なので、野菜が必要な地方出張では結構苦労した。

食後の楽しみ

食事の後は、多くのモンゴル人はカラオケかダンスにいく人が多い。

ダンス、カラオケが主流。冬が長く寒いので、室内の活動が盛んになるのも納得できる。

その他

映画

モンゴルのエンターテイメントで救われたのが映画館。ほぼ毎週のペースで新しい映画が公開されるという驚きのスピードのおかげで、モンゴルの週末はかなり充実した。3Gだけでなく、imaxや4G(座席が動く、風が吹く、匂いがするなど)も楽しめる。

ただ、映画中に携帯で会話を始める人も多く、鑑賞マナーは若干きになるところ。

乗馬

モンゴルならではのエンターテイメントがこれ。UBから車で1時間も走れば、安くて乗馬ができる場所が多くある。1年目は何度も参加したが、あまり筆者向きではなかった(中にはマイナス30度の冬を含め、通年毎週行っている人もいた)。筆者は落馬も経験済みだが、中学時代に3ヶ月入っていた柔道部で習った前周り受け身が自然と出て、ほぼ無傷。

犬ぞり

マイナス40度以上にもなることもあるモンゴルの冬。川も凍り、その上を10頭ほどのシベリア犬が走る犬ぞりも体験できる。一見の価値あり。

スキー

UBに一つだけあるスキー場「スカイリゾート」。かなりのスキー好きでも寒さにやられるほど、寒いので注意。

振り返ってみると、多くのエンターテイメントに支えられたモンゴル生活だった。また、海外に出て10年以上たつが、モンゴルほど日本人の絆に救われた国はなかった。ビールや食事、映画などに一人でも楽しめるが、エンターテイメントを充実させてくれる中心となるのは、やはり人との触れ合いだと思う。日本人であることが海外でここまで助かるとは思ってもなかった。また、赴任前はモンゴルでは娯楽は限られていると思っていたが、何の不都合もないくらい充実していたことに気づいた。

約300万人の人口の半分が住むUBでは、様々なエンターテイメントが楽しめる。次回(モンゴルシリーズ最終)では、都市部UBではない、いかにも多くの人が想像する(であろう)モンゴルの農村部の文化や、モンゴルの教育事情についてふれてみようかと思う。

今回の学び

異国の地の生活を充実させるのはエンターテイメントだが、大切なのは外に出て行き、異国の文化や人を積極的に知る姿勢を持つことだと思う。

 

 

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