「いいえ、違いますよ。」
何度「中国人」と呼ばれたかはもう数え切れません。自分の経験から考えると、特にラテンアメリカの人々―地球の裏側に住むためにあまりアジアに対する知識が少ない―はアジア全体を中国にまとめる傾向が多いような気がします。中には中国は一つの大陸であり、そこに日本や韓国が属していると考えている人も数人いました。
もっとも、彼らのほとんどは悪気はないので、あまり気にならない(というか慣れました)のですが、明らかに確信犯というときはさすがに「むむむ」となります、まさに先日のように:サンティアゴの下町(セントロ)を歩いていたら、横を車が通り過ぎて、中にいた一人の男性が自分の顔をじっとみてはこう叫びました:
「チノ、コチーノ!!」 (Chino Cochino―中国人、汚い!の意)
「いいえ、違いますよ、私は中国人じゃないよ、しかも汚くもないし!」(中国人も汚くない!)といいたかったのですが、あまりにも驚いたので言葉になりませんでした(もちろんスペイン語のラップバトルだったらけっこういい韻を踏んでるかもしれませんが)。
念のために記しておきますが、自分は中国の文化や人(友達を通じて)をとても尊敬しています。それでもアジア全体を一つにまとめるのはどうかと思います。中国、韓国、日本やその他の国も色んな素晴らしい違いがあるので。
とはいっても、外見の違いを見分けるのはとても難しいと思います。実際、「中国人と日本人はどうやって見分けるの。」と何度も尋ねられたので、数年にわたって観察した結果(科学的根拠はまったくありません)、以下の結論に至りました:
おそらく、中国の人は日本人よりもメガネをかけている人が多い。
そして、なんとそのセオリーを支持する記事をいくつも見つけました!
その中で 最も新しいものによると、中国人のメガネ人口は非常におおく、例えば上海の86%の高校生が近視のためにメガネをかけている(写真元もこの記事です)。
記事をまとめると、同問題の背景としては3つの理由が挙げられます:
- 宿題を詰め込む学校制度が子ども達の目を圧迫させている。
- 電子機器に触れる時間が多すぎる(携帯電話やiPad)。
- 外に出歩く時間が少なすぎる(太陽の光を浴びることによってドーパミンが促進され、視力悪化の予防になるようです)。
まぁ、こう見てみると日本もあまりかわらないのかなーと思います。実際見てみると、日本も視力が悪い人口はとても多く(中国ほどではないようですが)、しかもコンタクトレンズの消費量が世界でもトップクラスらしいです。
つまりは、中国人と日本人の両方とも視力が悪化しがちだが、前者はメガネを選び、後者はコンタクトを選ぶ傾向にあるといえるのではないでしょうか(しかも中国の女性の間ではメガネをファッションとして率先してつける人も少なくないようです。まぁ、わからなくもないですが)。
そして、コンピューターの使用頻度が増して外に出ないことで視力が悪化する傾向が、今後世界中に広まることもありえるかもしれません(もう起きてる?)。
また、もしかして遺伝もかかわっているのかなと思いましたが、少なくとも自分の家族を見るとそうでもないのかもしれません。というのも、自分は今のところ視力に問題はない一方、兄二人ともが相当視力悪いみたいです。もしかして、一人は電子系の仕事を以前しており、もう一人は中国でものすごい勉強していたことが原因なのかもしれません(兄二人とも、申し訳ありません、冗談です:) )
つまり、今回の大事なメッセージとしては、以下のとおりです:
もし目を大事にしたいなら、勉強(仕事)や電子機器に時間を費やしすぎず、外に行って太陽の光をあびるのがよい。.
日本と中国の政治的な関係はいまだに複雑ですが、近い将来、両国が寄り添いあって、互いに協力して学びあえたらいいのですが。
それではこのエントリーを、1枚の写真でしめたいと思います。サンティアゴでかなり大好物の中国料理でのメニューで、「パパ・モンゴ(Papa Mongo)」といいます。中身はその名の通り、パパ(フレンチ・フライ)とモンゴ(モンゴルの肉)が合体したものです。とてもおいしくて、中毒性があると思います。そして予想通り、このレストランでも、客の一人にオーダーを頼まれました(メガネもかけていないのに)。
[パパ・モンゴ]
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