有名人を使う

もし赤の他人が、「これはとても重要なことだから、実行するべきだよ」と言っても、あまりやる気にならないかもしれません。

一方、もし自分の崇拝する有名人が全く同じことを言ったとすれば、反応の仕方はかなり違ってくると思います。

このような、「有名人を使う」やり方は、国の政策レベルにおいて変化を起こすためのよい方法だと思います。
今年6月21日、音楽家スティービーワンダーは、600人以上のポリシーメーカーが集まったモロッコの国連会議にて、視覚障害者のための本へのアクセスを増やすための条約の実行を促すスピーチを行いました。
「時は来た。それは今日である。明日ではない。今日である。視覚障害者は、あなた方を頼りにしている。私も然りである。どうか私をがっかりさせないでくれ。彼らをがっかりさせないでくれ。これは我々の義務であり、次世代のためのプレゼントである。」
リンク”Music icon Stevie Wonder urges UN forum to ‘sign, seal, deliver’ treaty for visually impaired

今では世界で最も名の知れたアーティストの一人であるスティービーワンダーは、9歳の時に、一人の学校教師が彼の人並み外れた聴覚を認めたことによって、自信をもつきっかけになったと言っています。
ある日、その教師が「教室内でねずみが動く音がした」と言ったのをきっかけに、クラス中は大騒ぎになりました。
しかし、彼は落ち着いて着席し、頭を傾けて音を聴こうとしました。それを見た教師は、皆を落ち着かせてから、彼に見つけてもらうように頼みました。重要な任務を与えられた少年は喜び、耳を澄ましたところ、ねずみがどこにいるかを見つけだしたというのです。
その後、そのねずみは教室内のペットになり、彼は自分の優れた聴覚を実感するようになりました。

その教室で天才の種が育ち、その後、音楽の大樹になるまで育つようになったそうです。
個人的には、今回の会議でスティービーワンダーが「今度は自分の番だ。視覚障害者たちがそれぞれ自分の能力を発揮し、幸せに生きてもらえれば幸いだ」と言っているような気がしてなりません。

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