短時間で革命国家チュニジアですること

English, Español, Français, 日本語

4月と5月にかけて、日本にいる両親や友人から、春の話(桜、過ごしやすい天気やおいしい料理、学校や仕事の始まり)をよく聴きました。実はその頃、遠く離れたアフリカはチュニジアという、アラブの春にゆかりのある国にいました。

2011年を目安に、多くのアラブ諸国に変化が起こり、市民の力の強さを改めて世界が知ることになりました。あまり馴染みの無い人もいるかと思いますが、2010年末にチュニジアで起こった運動がきっかけで、各国で反政府運動が連鎖して起こるというものでした(リビア、エジプト、イェメン、シリア、バーレーン等)

私がこの国のことを知ったのも、大学院入学のための英語勉強として読んでいたニューヨークタイムズ紙がきっかけです。その9年後、たったの1泊2日でしたが、この国を訪れる機会がありました。調べてみると、他の国に行く前のハブ的な役割を担うことも多いらしく、意外と旅行者が多いわりには、あまり情報が回っていないようです。短期間のわりには、色々なものを見れたかと思うので、今回はその行程を中心に紹介したいと思います。

チュニジアについて

チュニジアは前フランス領で、国民の大多数がムスリム(アラブ系98%、ヨーロッパ系1%、ユダヤ系やその他1%)ということで、言語もアラビア語と仏語(仕事や教育)が使用されており、面積の大半は砂漠で覆われています。

それだけの特徴だけをとってみると、モーリタニアとかなり似ていますが、チュニス(チュニジア首都)はヌアクショット(現在住んでいるモーリタニア首都)と比べても、アルコールを公で販売していたり、街の人も革命や社会の抱える問題について躊躇なく話してくれるなど、かなりオープンな印象を受けました。

チュニジア革命はまさに国の抱える問題(高い失業率、インフレ、表現の自由がない、貧困など)が反映されたもので、Mohamed Bouazizi(26歳)という道で物売りをしていた人が自分の体に火をつけて命を張った抗議をしたことがきっかけで、社会的な運動に結びつき、当時23年以上政権を握っていた大統領が退陣するといった結果になりました。

なぜにチュニジア

国をひっくり返すほどの運動は若者やソーシャルメディアがが大活躍したということもあり、どんな国なんだろうかと前から興味を持っていました。治安も良さげ(2015年に2回テロがありましたが)で、歴史的な建築物も多い(いくつか以下に紹介します)ということで、観光業も盛んであるようです。そして今回モーリタニアからエジプトそしてケニアに行くことを決めたので、ちょうど西アフリカから北、東に渡る際の中間地点(ハブ的存在)として、チュニジアに立ち寄ることを決めました。

すること

チュニジアの観光として、みるものは結構あるみたいですが、今回はその一部のみ、空港の周りに限定して紹介したいと思います。幸いにも、(以下の地図が示す通り)、空港は街の中心や有名な観光地の間に位置しているので、移動が楽でした。

⓪空港 (taxi -20分)→① Sidi bou said (taxi – 30分)→②メディナ  Medina de Tunez

また、移動の際に、タクシーメーターをつけてくれる誠実なタクシーの運転手と出会うことができました(多くのタクシー運ちゃんは、メーターをつけずにとにかく観光客からぼったくろうとするので注意を)。革命について話を聞いてみると、彼曰く、恩恵を受けたのは一握りの人で、タクシー運転手などや普通の人は、逆に革命以前よりも苦しい生活をすることになった。「誰のための春かわからない」と言っていたのが印象的でした。もちろん国民全員の気持ちを代理することは無理ですが、少なくとも、約10年前に読んだ新聞のヒロイックな革命といった背景にも違うストーリーがあることを知りました。

ハイライト写真

① Sidi bou said シディ・ブ・サイ

港の様子

白と青のミックスが美しい。過去記事でも紹介したモロッコのシャウエン(Chefchaouen)に少し似てるなと思ったものの、窓の細かなデザインではシディの方がきめ細やかで気に入っています。

アートを感じる;グラフィティなどの芸術にもオープンな様子もお気に入りです(ブレイクダンスを思い出させるので、ついやってしまいます)。

色鮮やかなドア、窓、お皿たち

② Medina de Tunes 

二つ(?)の塔(変な顔!)

メディナ周辺を2時間以上歩きましたが、とにかく治安も良さそうで雰囲気もアットホームな感じで気に入りました(その辺りで絞ってくれるオレンジジュースも新鮮で美味!).

1晩限りでしたが、モーリタニアに住んでいた友人と晩酌をし、同じイスラム国家でもモーリタニアとかなり違うチュニスの文化や街並み、オープンさを堪能し、、そして革命の背景にある様々な問題を垣間見ることができました。また再訪して色々探索できればと思います(その際はこのエントリーを更新します)。

今回の学び 

チュニスでの短時間の訪問では、豊かな文化やオープンな人々、そして革命の裏側の別のストーリー、イスラム国家やアフリカの多様性を認識することができました。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。もしこのブログが気に入った場合は購読お願いします。もしコメントや質問があれば遠慮なくどうぞ。良い学びを!

—————————-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください