映画館における10のアップダウン

2015_10_18 Up-Down

人生は常にアップダウンに溢れている。

昨日、モンゴルはウランバートルの映画館において携帯電話を盗まれた一連の出来事(ほんの数時間)で、それを深く実感しました。このエントリーでそれに関するちょっとしたドラマが垣間見えます。

以前ブログ (モンゴルの映画館) にて紹介したように、思うにモンゴルの映画館のお客さんには周りを尊敬する文化が少し欠けていると述べました。しかし今回は、映画館の裏側、働き者の従業員の様子を知ることができました。10のアップダウンと同時に軽く説明したいと思います。

1. 盗難 (ダウン)
新しい映画がいくつか重なっていたこともあり、いつもと違って映画館は混み混みでした。「Martian」のチケットを買った後、30分ほどあったので、携帯でニュース記事でも見ようかと思っていると、左ポケットに入れている携帯がありませんでした。
はい、盗難にあいました。

2. 言語の難しさ (ダウン)
この時ばかりは自分が外国人だなーと深く実感しました。盗難にあったことを説明しようと思いましたが、何て言っていいのか、ましてや誰に尋ねていいのかもわかりませんでした。

3. ジェスチャーは国境を知らない (アップ)
幸いにも、「携帯」と「なくなった」の二つのジェスチャーで、尋ねる人誰しもが状況を理解してくれ、最終的に防犯カメラ室に連れていってくれました。

4. ビデオチェック (ダウン)
防犯カメラ室で、自分がチケットを買っている際の背後、正面の2つのバージョンを見せてくれました。一人の少年(推定10−15歳)が自分の左ポケットのすぐ右側にやってきました。よく見ていると、彼は自分のジャケットを脱いで右手の上に被せて、自分の方に近づいてくるのが確認されました。(自分の左ポケットは彼のジャケットで隠れている状態)。かなりあやしい感じでした(従業員は彼の仕業だと確信していました)が、結局は決定的な瞬間は映像ではわからなかったし、結論付けたくはありませんでした。ましてや少年なので。

5. 同僚のヘルプ (アップ)
実際その後どうすればわからなかったので、同僚の電話番号を渡したところ、従業員の話を電話越しで英語で教えていただきました。もう自分は帰っていい、従業員が少年を注意してチェックする旨を伝えてくれました。おそらく少年も携帯も見つかることはないと思っていましたが、同僚のヘルプには少し救われました。

5. 返金と帰り道で落ち着く (アップ)
映画館の職員は気の毒に思ってくれ、映画のチケットの払い戻しを行ってくれました。帰り道に考えていると、携帯に人生が左右されるわけでもないし、まぁ、教訓と思って頑張ろうという気になりました。

6. 予期しない結果 (アップ)
数時間後、先ほどの同僚がアパートに急遽やってきて、こう言いました:

「少年と携帯が見つかったらしい!一緒に警察署に来てください!」

7. モンゴル警察署初体験 (アップ)
着くや否や、自分の携帯を見つけました。外側のケースやシムカードがなかったりしましたが、とにかく戻ってきて感謝です。

8. 映画館従業員によるチームプレイ (アップ)
ここが自分的に一番山場です。実は自分が映画館を去った後、従業員たちで少年の映像を共有したそうです。その後、少年は映画館に戻ってきたらしく、どんなやり方だったかは知りませんが、少年と携帯を発見したそうです。

9. 少年の将来 (ダウン)
警察の方から、この事件について深く調査をしてほしいかという問いに関して、それは望まないし、子どもの状況が気になると述べました。特に、自分も不注意なところがあったし、携帯も戻ってきたので、厳重注意くらいで済まないでしょうかと尋ねたところ、「今回は初犯ではないため、もう少し厳しい処罰が下されるはず」とのことでした。
その部屋を去る時、例の少年が廊下の下を見て俯いていました。

自分としては、何も言えませんでした。言語がわからなかったというより、言葉が見つからなかったからです。

10. 終わってみて (ダウン)
実際、携帯の盗難はウランバートル市内ではかなり多いとのこと、というのも、それを売るのがかなり容易だとのことです。そのシステム自体が盗難を促すのか、もしくは他のところに原因があるのかはわかりません。もしかして、警察の人に、この事件をもっと調査してくださいと頼むべきだったのかなとも思いました。
とにかく、映画館のマナーと同様、改善には時間がかかるだろうと思います。

今回学んだのは、

特に自分の頭が違うところにあるときは、何が起こるかわからないので、もっと注意深くならないといけない。

映画館の従業員は良い働きをしてくれたと思います。これには驚きました。

近年、携帯をなくすのは大事ですが、やはり単なるモノであり、人生を支配するべきものではないであろう。

映画館における10のアップダウン」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Gratefulness | MD NO SUSUME

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