生まれつき、子どもは遊び心を持っています。しかし、前回のポスト(忘れられた遊び)で述べたように、成長するにつれてそれを忘れる傾向にあります。残念なことに、教育制度や教師がそれを奪っている役割も担うことがあります。
なので、教育者自身が遊び心をまず持ち、子どもの遊びと学びを壊すのではなく、促進する姿勢を持つことが大事だと思います。
そして思うに、その鍵を握っているのが、軽視されがちな「副科目」である芸術だと思っています。
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なんと200件目のブログエントリーです。5年前(ブログをはじめた2009年11月)を遡ってみると、本当に内容の「な」もなく適当に思いついたことしか書いておらず、ましてや続けるつもりも全くありませんでした。でも今では自分のペースで続けていきたいと思っているし、できればブログが得意分野になるように改善したいと思っています。
得意なこと、好きなことは何ですか。それらは一致していますか。
小学校低学年の教師をしていたとき、低学年向けの自己紹介カードなどの教材でこれらに触れることが結構ありました。頭を抱えている児童もいくらかおり、自分にアドバイスを求めてくることも少なくありませんでした。その際は、以下のようなことを(偉そうにも)言っていました:
本当に好きだと思えるものに出会うのはとても難しいと思います。それはあなたたち子どもだけでなく、大人でも同じです。もし既に大好きなものを見つけた人は、続けることで大事に育てていって下さい。もしまだ見つけていない人は、いつか見つかるので心配しないで下さい。とりあえず、思いつくものをやってみて、続けてみるのもいいかもしれません。得意なことが、好きなことになることも結構あるからです。大事なのは探して、実行し続けることだと思います。
中にはうんうんなるほどうなずいて、カードを埋める子どももいました。でも皆さん(当時の児童)、実はそれは自分も含めた全ての人に言えるメッセージだと思います。
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率直にこのブログエントリーについてどう思いますか。
おそらく、中には「教室にラップ?冗談でしょ?」くらいに思うかもしれません。(*日本語訳にだけ書きますが、サランラップと誤解されたかもしれませんが、ヒップホップのラップのことです。)
さて、今日では、多くの国の教育システム(指導要領)の中に詩の読み書きが含まれています。中には日本のスタイルの短い詩といわれる「俳句」―伝統的には3つのフレーズ(5-7-5という日本の音の組み合わせ)に分けられ、季節を象徴する季語を含む―を教える国も少なくありません。かくいう日本の学生も、特有のルールや韻を含んだ漢詩を勉強することになります。
要するに、詩はいろんなバラエティーに富んでおり、学校教育において様々な学びを促進させてくれます。そして、ヒップホップと教育の組み合わせの可能性を信じているもの(「ヒップホップ教育」参照)としては、ラップ(ヒップホップバージョンの詩)も例外ではありません。
更に、ラップは他の詩と違って、ビートにのって限られた時間で行うという点があるため、他のものよりも多くのスキルが必要となってくるように思います。
そのような背景の中、voila (!), ラップを教室に取り込んだいくつかの例を発見しました。その一つとして、「学生ラップコンテスト」が挙げられます。
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良い犯罪というのものはあると思いますか。
今日はチリの感動的なニュースを見たので、是非それについて書こうと思います。
内容はパパフリタについてです(フレンチフライを意味します)。
パパフリタというと、チリ人の多くが消費する食事ですが、今回は「パパフリタ」と名乗る一人の青年が、人助けのために衝撃的な犯罪をおかしたことについてです。
今日シリアでXXXの死者がでました。.
シリアのケースは引き続き注目をあびていますが、上記のようなニュースはあまりにも多いため、少しずつ慣れてしまっているかもしれません。悲しいことですが、これが自然/人口災害の特徴かもしれません。前回安全性や治安について書きましたが、シリアは間違いなく現在最も治安が悪い国のひとつだと思います。
また、これは「アラブの春」の中でも現在も進行中のケースでもあります。一方、他にいくつかの「名目上」革命が終わった国もあります。チュニジア-市民革命を引き起こしたきっかけの国-もそのひとつです。
チュニジアの現状はどうなっているんだろうと思って情報を探していたら、NY Timesで「チュニジアのB-Boyバトル:過激派から若者を守る(Tunisian B-Boys’ Biggest Battle: Keeping Youths From Extremism)」という記事を見つけました。
(写真: New York Times)
今日、チリ中のメディアが40年前に起こった9.11について報道しています。実は、自分の人生に強い影響を与えたもう一つの「あれから40年」のイベントがあります。そしてそれは、教育開発に貢献できる要素を持っていると信じています。
そうです。ヒップホップです。YO。
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