もし就学か就職かの2択があるとしたら、恵まれていることだと思います。
人生は選択の連続ということで、どちらも選ぶことはでないので、選択する前に「就学によって何が得られるか」「就職リクルーターはどのような要素を候補者に求めているのか」ということを調べ上げる必要があります。
1 . 院に行く前に職歴をもつ
2 . 一般的な学部か専門的な学部なら、後者の方がいいことが多い
3 . 授業料を払う前に自分の研究分野の労働マーケットについて調べる
4 . 大学の名前よりも、院がオファーする実践的な経験に焦点をおく
5 . 多くのリクルーターがオンラインの学位に対しては懐疑的である
6 . 就学中も働く
7 . よっぽどの理由がない限り、修士学位で十分である
8 . もし修士を1つ取得したら、他の修士を手に入れるより働き始めたほうがよい
つまり、就学するにしても職歴は大事だということです。自分のケースでは、国際教育学部で勉強しながら日本人学校で働いていましたが、前者はマクロ、後者はミクロで直接的には結びつかないけれど、院で学んだ定理などを教室内で当てはめるなどもできたので、非常に効果的だったのではと思います。個人的にはオンライン教育には賛成ですが、やはりリクルーターはそうではないこともあるみたいです。
【就職?】
もしもう一方(就職)の可能性を探るときは、リクルーターが何を基準に選んでいるかを調べる必要があります。
これまたdevexの記事ですが、「The recruitment dichotomy“(雇用の2択)」は国際開発の分野でリクルーターが探しているものについて言及しています。筆者は、 Devex Group on LinkedInで4万人以上に「国際開発の分野の雇用で最も大事な点は何ですか?」という質問をしました。質問と回答率は以下の通りです:
(a) フィールドにおける実践的な知識と経験 :66%
(b) 開発におけるアカデミックな適正(学位) :2%
(c) その国における文化的背景に精通 :5%
(d) 関連分野のける職歴 :22%
(e) 組織に対する理解 :3%
つまり、学歴よりも職歴を優先する方向性にあるようです。もちろん一般化はできないですが、この結果は納得できるものであり、実際のリクルーターの声を反映しているので興味深いかと思います。高学歴=良い職業という構図はなりたちません。国際開発の分野では、仕事に入ってから研修や訓練といったことは少なく、まずは実践で揉まれて知識と経験を積むのが大事なので、自分も頑張ろうと思います。