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何という損失…尚更今後も戦う必要がある。
インスピレーションを世界に与えた教育者であるサー・ケンロビンソンが亡くなったというニュースを見たとき、最初に思ったことです。彼はいろんな意味で伝説でした。
この記事は彼の素晴らしい業績を記念しご冥福をお祈りするとともに、今日と明日の教育に希望を残すのことを目的とします。主な対象読者は、教育システムに関心のある人(彼に言わせるとほとんどの人)が対象です。
なぜサー・ケンロビンソンなのか
彼は素晴らしいプレゼンターでした:彼のTEDトーク「学校は創造性を殺しますか?(Schools kill creativity?)」は今も尚TED史上最も人気のある講演であり、6700万以上の視聴数(2020年8月現在)を誇っています。
この短いプレゼン(20分未満)はシンプルですが重要なメッセージを持っています。スライドや派手な演出なしで色んなストーリーを語るだけです。ただのストーリー。それらは、創造性の育成の大切さや、古すぎる学校教育がやそれを殺すことさえあるというメッセージを伝えてくれます。また、ジョークを含めることでトークに創造性を示しているので、これは真剣なプレゼンでありながらも、我々を笑わせ、驚かせ、教育がどうあるべきか/ないべきかを考えさせてくれます。
もし20分の空き時間があり、興味があるなら、以下が彼の伝説的なプレゼンを貼り付けておきます。 (英語のスクリプトはこちら)
筆者がこのプレゼンに出会ったのは2010年の後半という、国際教育開発の分野で働くことを決心した私の転機となった時期でした。 TEDについては何も知りませんでしたが、おかげでたくさんのプレゼンを見始めましたので、彼のおかげで素晴らしい可能性の扉を開くことができました。ただ、彼の講演は今でも最高のプレゼンであると思います。
サー・ケンはアメリカに移り住み、演劇と教育に情熱を傾け、彼のプロジェクトでは演劇教育を推していました。彼はまた書籍にて、生涯学習と人生におけるパッションを持つことを促進しました。
サー・ケンロビンソンから得たインスピレーション(1ページのコンセプトノート)
私も俳優であり教師であったこともあり、「演技でリテラシーを教える」というイニシアチブを開発/実施したので、彼のことを知った時は衝撃的でした。それで、彼は私にたくさんの「なるほど!」という瞬間を与えてくれました。実際、以下の1枚の書類は、私が彼から得たそのインスピレーションと私の研究に基づいて作成したグラフィックです。これは、伝統的な教育とこれから大事とされるアプローチを比較することで、教育の変化の必要性を示しています。
非常に小規模ではありますが、筆者は同種のアプローチを実践および測定してきており、統合されたアプローチ(創造性を教える等、ソフトスキルを導入して科目を教える)の促進に貢献し、伝統的な識字能力/計算能力重視の教育を超えて、教師と生徒が必要なスキルを学習できるようにしたいと思います
欲を言えば、彼が生きている間に彼に会いたかった。それは実現しませんでしたが、私は彼の望んでいたことが根絶やしにならないようにサポートしたいと思います。サー・ケンのアプローチを促進することに興味があれば、共に戦いましょう!
サー・ケンロビンソン、安らかにお眠りください。あなたはきっと次世代の種を植える教育の種を植えました。
今回の学び
サー・ケン・ロビンソンの死はただの損失ではなく、世界にいる同胞と協力して彼の意志を前進させる機会であり、「学校は創造性を殺すのか?」が今ほど注目されなくなる時代になることが必要です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。もしこのブログが気に入った場合は購読お願いします。もしコメントや質問があれば遠慮なくどうぞ。良い学びを!
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